心を磨く

  • 2020.03.14

今日の聖書のことばと祈り

新約聖書 ヨハネの手紙第一 1章8~9節
「もし、罪はないと言うなら、私たちは自分を欺いており、真理は私たちのうちにありません。
もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」

 言い訳ばかりして謝らない人がいます。私たちはその人を本気で非難はしないかもしれませんが、なんだかいやな気持ちになりますよね。「ちゃんと謝ればいいのに」。全くその通りです。
 私たちはみんな、必ずどこかで失敗します。忘れ物もします。気をつけていても、うっかり何かをミスしたり、気付かないままでいることもあります。同様に、私たちの心がいつも優しい心だとは限らないし、他人にはとても打ち明けられないような暗い闇を抱えていることもあります。そんな自分に気づかないふりをし続けることは、自分でもうそっぽくて、自分自身がいやになりませんか。認めてしまうのは、痛いことではあるけれど、その方がずっと正直でまっすぐだと思いませんか。
 聖書の勧めは「うそをつかなくていいんだよ」ということです。いろんな思いやいろんな事実が自分の中にある。それを正直に認めてしまっていいのです。それがゆるされる必要があることなら、神はゆるしてくださいます。いやされる必要があることなら、神がいやしてくださいます。「ひとりで抱え込まなくていいんだよ」。そんな励ましが、聖書の中にこだましている神の声なのです。

【祈り】
天にいらっしゃる神様。自分自身に向き合うのは、正直きつい作業です。でも、あなたと一緒なら、希望があるような気もします。そのままの私をあなたにわかってもらえたら、他の人に対しても、もう少し素直になれるような気がします。神様、こんな私を助けてください。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。 アーメン。

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