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  • 2018.07.30

今週のメッセージ

本物?偽物?

「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は。」
詩篇34:8

私の机に動物の立派な角でできた筆があります。これを見る度にいいねと思いますが、ちょっと疑問も感じます。これは本物なのでしょうか。偽物なのでしょうか。なぜこういう疑問を持つかというと、これを中国の古物市場で買ったからです。とても興味深い市場で、素敵な、関心を持たせる多くの物が道端に並べられていました。最初、値段を聞いたときには、こんなに古いものをこんなに安く買えるのかと興奮し、次々に興味を持った物を手にしました。第二次世界大戦時の日本刀には特に感動しました。何と、持っていた兵士の名前と出身地も刃(やいば)に刻んであるではありませんか。
買って日本に持って帰る方法があるだろうかと考えて、非常に悩みました。すぐに買わなくてよかったです。なぜかと言えば、悩みながら買い物を続けていくと、数十メートル離れた別の店に、すごく似ている刀があり、見ると同じ名前と出身地が刻んであったのです。後で聞くと、こういう「古物」の偽物を作製することが非常に上手な美術家がいることがわかりました。
私がその市場で買った筆の角のハンドルは本物の動物の角に見えます。しかし、見る度に本物なのかと疑問を感じます。テレビの「お宝鑑定」に出してみたいなと思わされます。まあ、本物か偽物かどちらでもいいものもありますが、心の頼りにし、人生の土台とする信仰の対象となるものなら、やはり本物でないといけないと思います。でも、どうしたらそれがわかるでしょうか。米国の財務省の警官は、偽札を見分けることができるように、本物の札ばかり触れさせて、見つめさせられるそうです。
今回の御言葉は「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ」と勧めています。神様と出会い、触れ合っていく中で、この方こそが人生の土台となるにふさわしいお方だとわかることでしょう。

祈り:生きておられる唯一の神、今日も私があなたを見上げて、あなたのすばらしさを味わう体験を通して、ご自分を私に現してください。イエス様の御名によって、アーメン

理事長 バーナード・バートン

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