玉川聖学院 中等部・高等部

帰国子女入試合格発表

礼拝のことば
~心を耕し、磨く

礼拝のことば<br>~心を耕し、磨く

そのとき、そのままの思いを

「あなたがたの中に苦しんでいる人がいれば、その人は祈りなさい。
喜んでいる人がいれば、その人は賛美しなさい。」
新約聖書 ヤコブの手紙5:13

学校行事の中では、誰かと一緒に歩いて、一緒に笑って、グループや学年全体で同じ場所に行きます。しかし、同じ場所で同じ行事を体験しても、自分の心の中にはそれぞれ違うものが残ります。
自分の心に残っている思いは、秘密や疑問も含んだもの。だから、本当の思いを人に話すことには勇気がいります。正直な思いであるほど、ことばにするのが難しかったり、人に伝えることに躊躇したりしますね。

神様はありのままの思いをそのまま受け取ってくださる方です。正確に表現できなくても、上手に論理立てられなくても、どう思われるだろうかと心配する必要もなく、そのままを伝えても、誤解しないでくださる方です。今の自分が、今思いつくことばで、祈りの言葉にしてみましょう。

苦しい時には「苦しい」と、自分の痛みを神様に打ち明けましょう。
喜びがあるときには「うれしい」と、神様に感謝してみましょう。

そんな祈りを繰り返していると、自分が一人ではないことに気付いていきます。
苦しい時にもうれしい時にも、そこに神様はおられるのです。

【祈り】
天のお父様。私と共にいて下さることに感謝します。どうぞ、取り組むべきひとつひとつのことに向き合う力と意欲を与えてください。そして、道を開いてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。