「わたしはあなたがたに新しい戒めを与えます。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
新約聖書 ヨハネの福音書13:34
長い休みの中には、懐かしい人と出会う機会もあることでしょう。こういう時にだけ、年に一度、二度という頻度で会う人もいると思います。いつもは会わない。でもまたいつも通りに会える時があるはず。…そう思える人たちを、今日、大切にしましょう。本当にまた会えるかどうかなんて、私たちにはわからないのです。
キリストはいつも、「今日」を生きるように勧めます。明日ではなく、いつかではなく、今日。そして、今日やるべきこととして、最も高い位置に彼が置いている命令は、「愛し合うこと」なのです。
先週、全国のキリスト教学校の事務職員夏期学校で、豊かな2泊3日を過ごしました。その中で賛美した歌詞が心に沁みました。
「愛を伝えよう 愛を伝えるのに ふさわしくない日なんてない
愛を伝えるのに 遅すぎることなどない 今日が最後かもしれない …
今日しかないかもしれないから 愛を伝えよう
愛を伝えるのに 怖がることなどない …」
歌 塩谷美和 曲&演奏 佐々木潤
遠い国の分断も、自分の国の戦争も、自分の寂しさをキリストにつなげて、この方の愛を受け取り直して、受けたものを分かち合っていく今日の私が、静かに変えていくことができるのだと思います。そんな働きを共に担うようにと、イエス・キリストは、この猛暑の中でも変わらず私たちを招いています。
今年の学校目標は夏休みも続いています。自分の小さなプライドやこだわりを捨てて、ただその人への愛を伝えるために、ことばや優しさを選んでいきましょう。
【祈り】
愛なる神様。私を愛して導いてくださっているあなたに従って、今日出会う人たちを大切にすることができますように。愛されていることを受け入れて、愛することもできるようになれるように、私の心を育ててください。
主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
学院長 安藤理恵子