旧約聖書 箴言17:1
「一切れのかわいたパンがあって、
平和であるのは、
ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」
年のはじめに、今一緒に過ごしている人たちを、神様が与えてくださった贈り物として、感謝して受け取り直しましょう。
あなたの家族ひとりひとり。一緒にいるのは実の家族ではないという人もいるでしょう。卒業生の皆さんの中には、ひとりで過ごしている人も多いでしょうね。しかし、私たちは、昨年も、今年も、ひとりで生きていくことはしません。だれかと共に、今年の歩みも始まっていきます。
そして、他者と共にあるということは、私たちが常に選択を迫られているということでもあります。この人たちとの平和を望むか、あるいは争いをそのまま野放しにするか。
聖書は、人間の本音の幸福観を示しています。ごちそうがどれほど目の前にあったとしても、私たちの心はごまかせません。私たちが欲しいのは、安心できる人たちとのくつろげる関係――平和な居場所なのです。
あなたのそばにいる人を、あなたのために選んでくださった神は、その人と共にある生活の中から、あなたへの祝福を始めてくださいます。それを知る1年とするために、平和の君として地上に来られたイエス・キリストが、あなたの家庭の中にも同席してくださるように祈りましょう。あなたに作れなかった平和を、キリストが生み出してくださいます。
平和な家庭のために私たちができることは、すべてのことを神への感謝から始めることなのです。
【祈り】
すべての時を支配しておられる神様。新しい1年が始まりました。これからの歩みにおいて、私たちのただ中にとどまってください。あなたが生み出そうとする平和のために、私たちも祈りと感謝と、小さな行動の積み重ねによって、用いていただけますように。感謝とともに、イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。