旧約聖書 伝道者の書 4章9、12節
「ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。
もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。」
人生を10年以上生きていれば、努力してもうまくいかなかったり、気を遣っているのに嫌われてしまったこともあったでしょう。自分の気持ちを分かってくれる友達なんて誰もいないと思ったこともあるかもしれません。確かにあなたの心を全部わかってくれるような人はなかなかいないと思います。私たち人間は、神に似せて作られているのですから、そう簡単に他人に理解されるような単純なつくりではありません。そういう意味では、私たちはいつも独立したひとりなのです。
しかし、聖書の神はひとりぼっちの神ではありません。唯一の神であると同時に、3つの神の存在が愛で重なりあってひとつとなっている神なのだと聖書では説明されています。確かに私たちも、ひとりぼっちではいられない存在です。誰かと話したいし、一緒に遊びたいと思うし、他愛ないおしゃべりが友達とできただけで、落ち込んでいた気持ちがうそのようになくなったりします。ひとりよりふたりの方がよいのです。そして、私たちが誰かと2人で確かなつながりを持ち続けるためには、神を含めた3者の関係となることが一番なのです。
それぞれの自宅にいるままで、まだ会ったことのないクラスメイト、しばらく顔を見ていない仲間たちとつながることができます。神を間にはさんで、お互いの心と体の無事を祈ることを通してです。
【祈り】
父なる神様。長い間学校に行けなくて、新しい友達とも、今までの友達とも会えていません。彼女たちの今の生活をあなたが支えてあげてください。私も寂しいけれど、彼女たちも寂しいはずです。あなたが私たちの心をつなげてくださって、離れていても友達として歩めるように導いてください。
イエス様の御名前を通してお祈りします。アーメン。