玉川聖学院 中等部・高等部

帰国子女入試合格発表

礼拝のことば
~心を耕し、磨く

礼拝のことば<br>~心を耕し、磨く

今日の聖書のことばと祈り

旧約聖書 詩篇 31篇15節
「私の時は、御手の中にあります。
私を敵の手から、また追い迫る者の手から、
救い出してください。」

 「大切なことをやるべき時を逸してしまったのではないか、もう手遅れなのではないか。」
 確かに同じチャンスは二度と巡っては来ません。やるべきときにやらなかったことを、後で後悔することはたくさんあります。しかし私たちが失ってきた時間も、これから見つけていく出会いも、私がそれをつかむかどうかの前に、実はそれらはすべて神の手の中に治められているのです。
 自分が意図していたわけではないのに、すごいタイミングで出会いが重なったことはありませんでしたか。あるいは、道が閉ざされたように感じた後で、それが自分にとって必要な場所に行ける結果になったことはありませんか。そんな時に、私たちは「導かれた」という言葉で、神の御手を表現します。私たちが神に祈りながら毎日を過ごしていくと、一つ一つのことがつながっていくような、自分の人生の意味が深まっていくような「導き」の中を歩み続けることができます。
 それぞれのチャンスは一度だけです。しかし、私たちの時はさらに広い神の御手の中にあって、最善のタイミングを通らせていただいている最中なのです。そうであるならば、手遅れな瞬間というものはありません。神の御手によって、間に合うべきものに必ず間に合うのです。

【祈り】
愛する神様。私の時はあなたの御手の中にあります。あなたの導きを私の歩みに与えてください。どのようなときにも、あなたに信頼して、私に与えられているその時の使命に応えていくことができますように。
イエス・キリストの御名を通してお祈りします。 アーメン。