新約聖書 ヤコブの手紙 4章17節
「こういうわけで、なすべき正しいことを知っていながら行わないなら、それはその人の罪です。」
一昨日お知らせしたように、春休み中の部活動は行わないことになりました。先輩とのお別れや友達との再会、体や心を動かして元気になる機会をみんなで持つことが、また先送りになってしまいました。終業式で皆さんにお伝えしたように、「たとえ学校に来なくても」何がよいことかを見分けて行動することに取り組む春休みにしてもらいたいと願っています。
今日の聖書の個所は、はっきりと読者を叱りつけている個所です。「やるべきことを知っているのに、もしやらないとしたら、それはあなたの罪だ」とヤコブは私たちに迫ります。
私たちには時々本気で叱ってくれる人が必要です。「しまった、こっちの方に行き過ぎてはだめだった」と思い出させてくれる叱責に出会わないと、自分で自分のしていることを止められないときがありませんか。そんなとき、厳しめの聖書のことばに向き合ってみてください。ここでヤコブは、読者はやるべきことが何かをわかっているという前提に立って語りかけています。
「確かに先のことはわからないかもしれないが、今現在はそれを行うための時間も力もあなたは持っている。なぜそれをやらないのだ。やり始めてもいないくせに、どうしてやっているかのような、あるいはいつかやろうと思えばやれるんだというような幻想を自分に思いこませているのか。今、やっていないことを認めなさい。やらなければならないことは、始めなさい。そして、物事に取り組む時間が自分に与えられていることを、神に感謝しなさい。」
やりたいこと、じゃなくて、やるべきこと。それが今日のあなたにもありませんか。
【祈り】
天の神様。やらなければと思っていたことで、やり始める気持ちになれなかったことがいくつかあります。今日はそれに取り組み始めることができるように力を与えてください。とにかく、やってみます。
イエス様のお名前によってお祈りします。 アーメン。