新約聖書 ペテロの手紙第一 2章1~2節
「ですから、あなたがたは、すべての悪意、すべてのごまかし、いろいろな偽善やねたみ、すべての悪口を捨てて、生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」
怒鳴られたり、乱暴な言葉を言われたりすると、びっくりするし怖くなります。でも、ネット上のエスカレートした悪口を読み続けていると、自分ももっとすごい言葉を使って参戦したくなったりします。しかし、その言葉を書き込む前に、それを自分が言われたらどんな気持ちになるのかを、ちょっと立ち止まって考えることが必要です。悪い言葉は、真実をついていたり、インパクトがあったりしても、人間が良い方向に成長することへと導いてはくれません。私たち自身がそうであったように、誰かを恐がらせたり、脅かしたり、落ち着かない気持ちにさせてしまいます。そして、その言葉を使っている自分の心も、より暗くなったり、寂しくなったりするのではないでしょうか。
悪いことばを心の中で育てる代わりに、自分の心を安心させてくれることばを、たくさん吸い込んでいきましょう。聖書の神のことばは、そんな私たちが愛されていることを思い出させてくれます。私たちの人生を心配してくださる方が今日もおられることを、一緒に思い出しましょう。
【祈り】
天にいらっしゃる神様。私たちの心の中に浮かぶ、不満や不安をあなたはすべてご存知です。人に対する悪意や陰口で心がいっぱいになってしまわないように、私たちの心を神様のことばによって励ましてください。素直な心であなたの愛に信頼する私になることができますように。
イエス様のお名前によってお祈りします。 アーメン。