自分の将来のために、
しあわせな未来のために。
…そんな動機づけも、ある時期には有効です。
見えない未来を目指して、楽しく自分に投資することは、
若い時代のよろこびです。
でも、やがてどこかで、自分の持っている何かが、
(自分のため、ではなくて)
だれかの笑顔や救いにつながるのを見たくなる。
そのためになら、
今までしなかった努力や出さなかった勇気を
思い切って引っ張り出そう、と思うようになる。
しらけて通り過ぎていたやり取りに
かっこ悪くても参加しよう、という気になったりする。
そういう意味で、
愛 は、いつでも革命的です。
偏差値を上げることや、進学や就職を確実にすること以上に、
生涯変わることなく
心に燃える動機づけを与えるのは、
人と出会う中で生まれる
「この人たちとともに生きていきたい」
という願い。
この願いが教師たちの心に刻まれていて
生徒たちの心に育まれて
一緒に外に向かって仕えていく。
そんな生き方に目覚めることが、
この時代における
神の願いであるに違いないのです。