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  • 2022.07.25

今週のメッセージ「神に打ち明ける」

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
ペテロの手紙第一5章7節

もし私たちが、ふと思いついてしまう不安に、心を引きずられずに生活することができたら、どんなに毎日が楽になることでしょう。ときどき心に忍び寄ってくる、根拠のない嫌な予感。このいやな気持ちをリセットする方法を、聖書は紹介しています。

自分の気持ちや気分に支配されない生活を始めましょう。私たちの中に何か不安なものが始まったら、神を思い出しましょう。たとえば、自分の心の真ん中に座を占めている不安感の上に、神に座ってもらう感じをイメージしてはどうでしょうか。私たちは、なにかを心配し始めると、それで心がいっぱいになってしまうわけですが、神はこの気持ちを治めることができます。なぜなら、神は私たちのために、本当の意味で役に立つ心配をすでにしてくださっているからです。私が思いついた小さな心配を、神の憐れみ深い大きな心配によって守ってもらって、かき消してもらいましょう。

「いっさい」とあるように、思い煩いはすべてゆだねてしまいましょう。「こんな小さな悩みは、自分で何とかしなければ」と思う必要はありません。日常的な、他人はくだらないと言うようなことでも、自分にとっては心が病んでしまうような大切なことですよね。神様はあなたを助けてくださいます。
あるいは「このことは深刻過ぎて、誰にもどうにもできない」と思う必要もありません。私たちの父である神様に、まずすべてを伝えてみましょう。「どうしてこんなことが起こるんですか」と問いかけてみましょう。そして「私はどうしたらよいのですか」と訴えてみましょう。そして、神からの返事を知りたいと思ったら、聖書を開きましょう。神様からも、あなたに伝えたいことがあるはずです。それは、励ましのことばであったり、さらに大きな未来への希望のことばであったりします。そして事態がすぐに好転しなくても、「神は私に答えてくださる」という経験そのものが、あなたの問いへの神の答えとして、あなた自身の心が変わることでしょう。神は、あなたをひとりにしてはいません。あなたは前に進めるのです。

【祈り】
天にいらっしゃる神様。今日も私を支えてください。こころに浮かぶ思い煩いを、あなたに打ち明けますから、私の心を落ち着かせてください。そして今日私が向き合うべき事柄に、取り組む力、今日で会うべき人たちを愛する心を与えてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

学院長 安藤理恵子

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