「静まってから、始めよう」

立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、
落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。
イザヤ書30章15節

いよいよ夏休み。みなさんがいつもよりも時間をゆっくり、自由に使えるときが到来しました！　特に高3のみなさん。この夏はこれまでよりも時間が早く過ぎますよ。いつも通りにちょっと怠けた後で、いつも以上に落ち込んだりして、気持ちの面で自分のペースを取り戻すのに時間がかかることがあるでしょう。この酷暑ですから、やる気が出ないときもあります。少し多めに寝るのは熱中症対策として良いことですが、惰眠をいつまでもむさぼることのないように、「ここでペースを取り戻さなくちゃ」というタイミングを、自分で選び取りましょう。

焦りすぎたり、失敗が恐くなったり、投げ出したくなったり。目の前のことに手が付けられないようなとき、以下のような時間を、短時間でも、持つことをお勧めします。
１．静まること
音を消して、手を止めて、目をつぶって、深呼吸しましょう。
本当の素の自分として、神様の前に静まりましょう。

２．自分を見つめること
自分は今何を怖がっているのか。何にいら立っているのか。
自分が本当に願っているのはどういうことなのか。
自分の心の一番奥にある思いの正体は何なのか、考えてみましょう。
そして、そんな自分の今のためには、どのような一歩が必要なのか、自分で考えてみましょう。

３．信じること
不安定な自分を、しっかり底辺で支えてくださっている神様がいます。
あなたの中には、神様が与えてくださっている可能性が、十分にあります。
今、起こっていることや与えられている環境は、未来に良いものをもたらすはずのものだと、信じましょう。

落ち着いて信頼するとき、全能者が、あなたの中に神の力を働かせてくださいます。

【祈り】
神様、あなたの前に静まります。私の心をご覧ください。不安や悩みや疲れの中で、落ち着かなくなっている私の心を、あなたが整えてくださって、落ち着いてやるべきことに向き合えるように助けてください。最善の導きを与えてくださるあなたに信頼できますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

学院長　安藤理恵子