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  • 2021.08.02

今週のメッセージ「神様の恵みに思いを馳せる」

まことに 私のいのちの日の限り
いつくしみと恵みが 私を追って来るでしょう。
私はいつまでも 主の家に住まいます。
詩篇23篇6節

どうなるかと思っていた東京オリンピック2020が始まって10日が経ちました。選手たちの大活躍、メディアからは様々な角度からの報道がなされ、結果だけにとどまらず、それぞれの競技の、チームの、選手のそれまでの歩みや、背後にある方々の支え、奮闘の様子などと共に、ドラマチックに感動が伝わってきます。私たちが経験する一つ一つの出来事、活躍も、そこに至るまでの日々の積み重ねがあるからこその「今」であり、自分の力だけでは到底辿り着くことのできなかったその「今」には、様々な方々の助けや支え、励ましや力添えがあったことを思います。
今年度の玉聖での英語礼拝では、「Goodness of God」という曲をみんなで賛美してきました。2、3週間に1回は必ず賛美してきたので、だんだんと慣れてきたころではないでしょうか。そうは言っても、英語なので、あまりよく分からないまま、という人もいたかもしれませんね。
「主よ、私はあなたを愛します
あなたの慈しみは、決して私を見捨てず
私のすべての日々は、あなたの御手に握られています
目覚めの瞬間から床につくまで
私は神様の恵みを賛美します」
という歌詞に続き、サビの部分では神様に向かって、次のように賛美します。
「私の人生すべてにおいて、あなたは真実な方
私の人生すべてにおいて、とてもとても良い方です
私は声の限り、神様の素晴らしさを賛美します」

私たちが気づこうが気づくまいが、私たちは神様の愛につねに取り囲まれています。それは神様からの恵み以外の何ものでもありません。2番では、誰よりもそばで、父として友として導いてくださる神様の恵みの中で生きていること告白しています。
サビの最後「私は声の限り、神様の素晴らしさを賛美します」に後には、
「あなたの恵みが私を追って、追いかけてくるから」
と続きます。冒頭の、詩篇の言葉からとられた歌詞だと思います。神様のいつくしみと恵みに追いかけられる人生を想像してみてください。「いのちの日の限り」ですから、今までも、これからも、ずっとです。たとえ逃げようとしても神様は愛をもって追いかけてきてくださいます。神様の恵みは、具体的には身近な誰かを通して、思いもしなかった何かによって、偶然に思われるような出来事の背後に表されると考えて、一日の終わりにその日を振り返り、神様の恵みの思いを馳せてみませんか。

【お祈り】愛する天のお父様、この猛暑の中ですが、私たちはクーラーのきいた涼しい中で勉強できたり、好きな部活を頑張れたり、普段はなかなかできないようなことに思う存分取り組めたりと、本当に恵まれた環境が与えられ、日々守られている恵みに心から感謝します。いまだおさまらないコロナ禍で奮闘している医療従事者の方々の上に今日も神様からの助けを豊かに注いでくださり、一日も早くコロナ感染が収まりますように、また、今感染して苦しんでいる人、熱中症で苦しんでいる人に、神様の癒しを与えてください。あふれるばかりの恵みに心から感謝して、このお祈りをイエス様のお名前によっておささげします。アーメン

(高等部教頭 土屋くによ)

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