心を磨く

  • 2020.12.27

今日の聖書のみことばと祈り

新約聖書 ルカの福音書2:31-32
「御救いはあなたが
万民の前に備えられたもので、
異邦人を照らす啓示の光、
御民イスラエルの光栄です。」

 聖書は、私たちに、常に「救い主を信じて救われよ」と語り掛けています。
 生まれたばかりのイエスに出会った人々は、それぞれが神から教えられたことを語り、神の救いを表現しました。上記の聖書のことばは、そのうちの一人、シメオンという老人のことばです。彼は「救い主を目撃するまでは、あなたは決して死なない」という特別な神からのお告げを受けていた人でした。その彼が「今日は何かがある」という予感と共に入った神殿で、赤ちゃんを抱いた若い夫婦に出会います。そして生まれて1か月ほどと思われるこの赤ちゃんを見た時に、「この子が救い主か!」と悟ると共に、神が人に与える救いがどのようなものなのかを、はっきりと理解するのです。

 それは、万民の前に備えられたもの。

 除外される人はいません。神はすべての人の前に、救いの道を見せてくださいます。
 「異邦人」と呼ばれるような、今まで神を知らなかった、信じなかった人々に対しても。
 「イスラエル」と呼ばれている、今まで神を知ってきた、信じてきたつもりの人々に対しても。
 万民の前に備えられているということは、万民に悔い改めが求められているということでもあります。信じていない人に対しても、信じている人に対しても、この救い主は、新たな光として、それぞれの心の勘違いを照らし出します。すなわち、本当の神は果てしなく高い存在であることと、その神がもっとも低い存在と共に生きる方であるということを、それぞれに悟らせようとするのです。 

 救い主イエスは、神であり、人である方。私たち人間にとっては矛盾と思われるような存在の仕方を通して、私たちのゆがんだ神観に対して、地上の万民のあらゆる文化に対して、本当の神の姿を教えています。
この神の子は、あなたに受け入れられるために生まれたのです。

【祈り】
天のお父様。あなたは、私たちすべてを救うことを願って、イエス様を地上に送られました。私たちの心にイエス様を迎えることを通して、私たちを通してあなたの愛が、周りに広がるように導いてください。イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。

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