心を磨く

  • 2020.09.10

今日の聖書のことばと祈り

旧約聖書 詩篇 19篇1節
「天は神の栄光を語り告げ、
大空は御手のわざを告げ知らせる。」

 自然界は美しく、豊かで、恐ろしさも持っています。得体のしれない大きさと力強さに、時として寄りかかり、拝みたくもなってしまう…。そんな人間の心が自然崇拝を生むのでしょう。
 しかし、この巨大な自然界のひとつひとつの不思議な事物でさえも、造られたものに過ぎない、というのが聖書の主張です。ですから聖書に繰り返されている感嘆は、造られた被造物に対してではなく、それらを造った存在に常に向けられています。私たちが目を見張る天地の向こう側の、もっと大きい存在を礼拝することを勧めるのです。それは、私たちの心の向きを変えます。

 造られたもの、ではなく、造り主である存在があることを認めること。

 生きている私、ではなく、私を生かしておられる神を認めること。

 手に入れるべき何か、それを獲得するためのスキル、ではなく、与えてくださる神を認めること。

 未来に何が待っているか、ではなく、今も未来も導いてくださっている神を認めること。

 神を仰ぎ、信じることは、緊張し萎縮し覚悟している心を、広く高いところに置き直すような作業です。創造主を礼拝することは、たましいに酸素を吹き込む深呼吸そのものなのです。
 
【祈り】
世界を造られた神様。
私の心を落ち着かせ、私の中の小さな恐れや不安をしずめてください。神様を見上げることで、私の心が自由を感じられるようにしてください。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

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