- 2018.08.06
今週のメッセージ
「途方に暮れそうな時に」
マタイ7:24〜25
24だから、私のこれらの言葉を聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることが出来ます。25雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ち付けたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。
毎年8月になると、かつての戦争の事をメディアで見るようになります。特に今週は8月6日に広島に、そして8月9日には長崎に続けて落とされた原子爆弾によって多くの義勢者が出た事を思う週でもあります。
皆さんも、長崎で原子爆弾が投下された数日後に米軍の従軍カメラマンであったジョー・オダネルさんが撮った「焼き場に立つ少年」の写真を見たことがあるでしょう。既に亡くなった弟を背負いながら、焼き場の順番を待ちながら歯を食いしばって立っている少年はどのような気持ちだったのでしょう?
戦争の歴史を振り返るときに、日本だけでなくどの国でも、そしてどの時代でもその悲惨な結果を見るときに、人は皆、立ちすくんでしまうという経験をして来たことのではないでしょうか。戦争だけではありません。地震や津波、そして最近も起こってしまった豪雨、台風などの自然災害を始め、自分自身や親しい人の病気や事故、修復できない人間関係、努力しても自分の願い通りに勉強や部活で結果が出ない時など、私たちは途方に暮れそうになるのかもしれません。
でも、そういう時こそが、私たちの人生がどういう土台に立っているかが問われる時なのです。イエス様は自分自身が土台である、岩の上に立った家のような人生を歩むように勧めています。そして不思議なことに、この土台に家を立てることはイエス様のみことばを”聞いて行うこと”と比べられるというのです。
もしかして、夏休みの間に途方に暮そうなことに出会ってしまった人がいるかもしれませんね。そんなあなたにも、揺るぎない土台に立った家のような人生を歩む秘訣である、イエス様のみことばがあります。続けて聖書を読み、そのみことばを実行してみようではありませんか。そして、その生き方が広がることで新たな「焼き場に立つ少年」を生み出さない世界に近づけることにもなるのではないでしょうか?
あなたの人生を通して、神様が成し遂げて欲しいことがあるのです。
「あなたが右に行くにも、左に行くにも、あなたの耳はうしろから、「これが道だ。これに歩め。」と言う言葉を聞く。イザヤ30:21
中高等部長 櫛田真実
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